バカと無知(2)
前回の続き
・自尊心は原因ではなく結果
自尊心が高いから成績が良いのではなくて、良い成績を
とることで自尊心が高まる
よって、「ほめて伸ばす」は意味がない
・自尊心には「顕在的自尊心(外面)」と
「潜在的自尊心(内面)」がある
日本人は以下のタイプが多い
「顕在的自尊心が低くて潜在的自尊心が高い」
→一見謙虚だが実はプライドが高くて扱いづらい
逆に「顕在的自尊心が高くて潜在的自尊心が低い」
→虚勢を張っているだけでコンプレックスの塊」
このタイプも結構いる
・能力の違いが僅差の場合、マウント感情が発生する
圧倒的な能力の違いがある場合には発生しない
ボランティアは、弱者がより弱者を援助することにより
自尊心を高める簡便な方法ともいえる
受けた側はマウントか?と疑心暗鬼になる
・ピグマリオン効果は小学校低学年の子供には効果がある
逆にそれ以上の年齢の子供にはさほど効果がない
・きわめて強い圧力を加えられれば人間の大半は無条件で
人間の本性のようだ
・良い事を重ねると、少し不道徳な事をしても許されると考え
良い事が出来なかった時は、良い事をしようと考える
自分の評価をトータルプラスで終わるよう調整しようとする
なので「きれいごと」というのは嘘くさく感じる
気分循環症(サイクロサイミア)
軽度のうつと軽度の躁のサイクルで社会生活には
問題ないが、気分が変わりやすい人だと思われる
発揚気質(ハイパーサイミック)
・脳はビデオカメラのように、出来事を正確に記録
するわけではない。思い出す度に書き換えられるので
過去の「トラウマ体験」も記憶違いのケースがある
ネガティブ思考の人が実際より大げさにとらえた事が
事実の記憶として誤って記録される事もある
なるほど・・
と思いつつ疲弊する本(*_*;
さすが「言ってはいけない」の人だ・・
私は今、いい人になろうと努力中なのだが
人間とはそもそもそんなに「いい人」設定ではないのかもしれないと思い始めた。
ウメは「バカ」だし「いい人ではない」と自覚しているだけ
多少救いがあるような気もするが・・
はたして私は「いい人」になれるのだろうか(-"-)
できれば「バカ」も脱出したいが・・。
考えさせられる本でした
では、また
ウメ