ウメ日記

未来はいつも面白い

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

 

 

ティーン向けの「差別はやめようぜ!」

 

的なやつだと勝手に思い込んで読まずにいたこの本

 

実際は母親目線で息子の成長を書いた話

その息子を通して様々な境遇に置かれている人間を書いている

そしてその時息子はどう思ったのか

そして母である自分はどう思うのか

全然積極臭くないのだが、やけに考えさせられることになった

 

 

 

■感想■

 

特に何かが解決する話ではないし

正解を教えてくれる訳でもない

 

でも、それが現実

今の自分はこう思う

でも、それも日々変わるよねってこと

 

 

その場に立った時

今の自分の経験や知識や善悪バランスから

どんな感情が生まれるのか

そして、その感情が生まれたのはなぜなのか

 

 

悪い感情が生まれてしまったときは

自分の中の何かの数値がきっと異常値を示している

生まれてしまった感情をなかったことにはできないから

心身からのサインだと思って分析するしかない

 

 

「こんなこと思う私は意地悪である」

 

 

という結論に至ったら

「意地悪」を分析する

 

どの数値が高いと「意地悪」になるのか

 

レーダーチャートを作ってみたくなる

 

 

「劣等感」「恐怖感」この数値が異常値である可能性が高い

「劣等感」だけでは意地悪は発動されない

「恐怖感」だけでもしかり

 

「意地悪」は一つの感情からくるものではない

色んな数値が重なって導き出される答えだ

厄介なことにこの色んな数値は経験を積むことでMAX値が変わる

 

 

良い経験をたくさん重ねて理想的なMAX値を維持している人

悪い経験、若しくは経験を避けてMAX値が幼稚なままな人

 

 

年を重ねるにつれ性悪になっていく人間がいることにも納得だ

 

 

遺伝や境遇により、スタートのMAX値は決まっているだろうが

大人は自分のレーダーチャートには責任があるはず

 

 

その時自分が「どう感じたか」

という身体からのサインをヒントにし

理想的なレーダーチャートが描けるように

良い経験を積み重ねていこうと思う

 

 

 

・・なんてことを思った本でした

面白いので未読の方はぜひ

 

 

 

ウメ